コンセプトから似てしまうということ:PRAC
何か、新しいことをしようと考え、具現化するとき、それまでにそのしたいことが、既出のことなのかどうなのか、きちんと調べることがプロの証だ。そんなことを僕の友人から聞いたばかりだった。で、この記事。いや、驚いた。
【Via Broadband Watch】
こうした課題を解決する新サービスとして、2007年初めに提供する予定の新ブログサービスが「PRAC」だという。「自由度が低く初心者向け」「内容 を再編成しやすい」というコンセプトにより、「今のブログやSNSが掘り起こせていない層をターゲットにする」(有賀氏)。これまでどちらかといえば 「使ってもらう」ことが目的だったブログに対し、サービス全体をメディアとして「見に来てもらう」ことも目的の1つだという。
コンセプトからここまで似ていて、しかもその似ていると、知っている人なら誰もが想うであろうサービスに一言も言及しないというのは、どうなんだろう。洒落のつもりなのかな...?
いや、だって、もうこれって、まるっきりVOX(Sixapart)じゃないですか...。
モダシンさんと同様、笑うしかないわ...わはは。
追記
コンセプトをまねする、それをふくらませる行為は、悪いことではないし、自分もやってきたことかもしれないと、この記事を書いて、冷静になった後に気づいた。少し、表記も改めた。うまく伝えられないんだけれども、このエントリーで言いたかったのは、このコンセプトの、たぶんきっかけになったこと、ものに対してなんらか言及しておかないと、このコンセプト自体が、あるいは、これから作ろうとしているサービスそのものがつまらないものにみえてしまうってこと。そういうきっかけになったこと、ものに関してリスペクトが感じられる、さらに僕らはこういう差別化をするのだと、そういうところを見せて欲しかった。そう思った。
ということで、PRAC。このサービスがどんなモノになるか、実際のサービスを期待して待ちたい。良いものを作れば結果はついてくるんだ、って、開発している人は思っているかもしれない。
こうやって、コンセプトが似ているものが出てくる状況になったということ、このNextBlogのコンセプト、VOXが提示した方向というのは、これからの大きな動きの一つになっていくのかもしれない。そういう意味でも、ライブドアだけじゃなく、これからでてくるであろういろいろな新しいサービスに注目したい。