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2006.09.09

グッとくるぜー:「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」

風に吹かれて豆腐屋ジョニー―実録男前豆腐店ストーリー 先日のブログ合宿でshikeさんが絶賛していた『風に吹かれて豆腐屋ジョニー』。通勤途中にでも読もうかなと考えていたのだが、読み始めて、あまりのおもしろさに読了。
先日のshikeさんのWABフォーラム講演で話題の男前豆腐店の伊藤伸吾社長が書いた男前豆腐店ストーリーである。モノを創り出すこと。豆腐への熱い思い。魂の込め方。マーケティング...。
 shikeさんの「ブログマーケティング」を読んで初めて知ったのだが、その後、ジョニーを実際に食してみて、おぅと感激した。実は家族にはプリンみたいと不評だったのだが、黒蜜をかけて食う人もいるぐらい、濃厚で甘い豆腐。その豆腐を創り出すまでのストーリーが伊藤伸吾社長の軽快な語り口で著される。◎
 豆腐自体への思い入れ、製法のこだわりもすごいのだが、広告宣伝なしに、いかに口コミで知れ渡らせたのか、ブログの関わりとか、ネットを通した人とのつながり、マーケティング的な観点でもおもしろく読めること請け合い。

 いいものであれば、それほど宣伝をしなくともネットという媒体を通してリーチできる時代になった。逆にTVとか駄目なモノでも量を打てば当たるような時代はそろそろ終わりにきている。いいものを作ること。質のよいモノを作ることが基本。
 いいものの作り方は、自分が楽しむこと。魂を込めること。自信をもつこと。豆腐という革新なんて起こりそうにない場所で革新を起こした男前豆腐店のやり方は、様々な意味で、僕らの指針になるだろう。
お勧め。

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» 風に吹かれて豆腐屋ジョニー from 1日1冊!小さな会社の広告・集客・経営本
『風に吹かれて豆腐屋ジョニー』講談社/伊藤信吾著 今や超有名な男前豆腐店の社長さんです。 今日もスーパーに行ったら、男前豆腐店の豆腐が陳列棚の広〜いスペースを確保していました。 この人の感覚、とても面白い。書内のいたるところでも「不思議な感性」を垣間見ることができます。 ■「おいしい豆腐を作ることがもっとも重要なのは当然だけど、豆腐の世界観を作ることも大切。 『キャラ立ち』させるわけです。」 (180ページより抜粋) 最近、商品の背景ストーリーを語るマーケティン..... [Read More]

Comments

読んでいただけましたか。
これ、読み始めると、とまんないですよね。

「いいものの作り方は、自分が楽しむこと。魂を込めること。自信をもつこと。」

これすなわち、強いコンテキストをつくりだすこと、だと思います。

豆乳系の甘さがだめな人には「男前豆腐」がお勧めです。

ご紹介いただき、感謝です。
今年、一番、ワクワクした本になりました。
強いコンテキスト。勉強になります。

昨日も、ジョニー買い求めました。w
今度は、直営店に行かねば。

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