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2014.03.30

10年を終えて、新しい いい感じ

Blogzine 2004年の3月30日に始まったブログ人が、
今日で11年目に突入。立ち上げに関わったひとりとして感慨深い。

ブログって何よ?という時代、まさにブログ黎明期にサービスを立ち上げるという貴重な体験だった。

立ち上げの一年ほど前から自分で社内のサーバーにMTをインストール、チームのブログを立ち上げてみたり、米国で始まったTypePadを使って、初めて公で個人の発信を始めたり… 。そうやって社内での認知を高め、徐々に仲間を増やし…社外のブログ仲間達とも交流し始めた。五反田の某所で今も続く月例恒例行事への参加もこの頃、どちらかというと社内でも家庭でも閉じ籠りがちだった自分が社外の人やイベントに積極的に参加するようになった。

猛烈に忙しかった数ヶ月、「ブログ人」は、「思ったことを思ったように書く読む、そして伝える」日本語のブログサービスというコンセプトのもと、様々な方々からのサポートによってなんとか立ち上がった。
サービス前の炎上事件とかw、ほんといろんなことが起こったけれども、黎明期、ブログに関われたことは本当に幸せなことだった。いま、様々思い起こして…感謝不尽。

立ち上げて2年ほどで担当を離れ、その後も何度か携わる機会もあったが、結局、その後大きな成功を収めるということもなく…、それは残念だけれど、既にサービス自体から離れて随分たった今も、OCNの基本サービスとして粛々と続いていることは、ほんとにうれしいことだ。

ブログに関わろうと思って、まずは自分で確かめようと2003年8月にTypePadで立ち上げた「いい感じ」と名付けたこのブログも、途中何ヶ月も放りだしていたりしながら、自分とネットの接点、居場所として、しぶとく続いてきた。ブログ人としての「いい感じ」は明日から11年目に突入することになる。

ブログ自体は、「死んだ」とか言われながら、最近では様々な新しいスタイルのプラットフォームやサービスがReBornという感じで新しい試みが生まれつつあるようだ。

Photo

新しい試みと場所。ずっと考えてタイミングを逃してきたのだが、10年という節目が僕の背中を押した。このタイミングでこの場を新しくしたいと思うようになった。新しい酒は新しい革袋へ盛れ!だ。

老舗MTの最新版MT6とかJykil+Githublとか、新しい器として有効そうなブログシステムは様々あったが、今回はGhostを選んだ。
Kickstarter発のプロジェクトで、Javascript、node.jsベースの新しいブログプラットフォームシステムGhostとそのホスティングサービスGhost(Pro)からなる。

実はまだ未完成の製品で日本語などの入力に難があったり、様々使えないところ満載だし、改善の歩みもそれほど速くはなさそう…でも可能性は高そうだ。オープンでコミュニティも活性化しつつある。そうしたどうなるのかわからないところで、もう一度、居場所を作るというのも好いのかもしれないと考え始めた。

ドメインも新たに取得した。 kwmr.me
独自ドメインを使えばプラットフォーム非依存で運営もできる。駄目なら器を変えればいいのだ。すでに準備は整った。まだ完成ではないけれど、なんとか形はできた。

いまのこの場は残しつつ(また気が向いたら、戻ってくるかもしれないし)あらたなドメイン、あらたなプラットフォームでの再出発、というほど大袈裟なモノではないけれど、徐々に「新しい」「いい感じ」を始動させようと思う。

10年を終えて次のスタート地点へ。
気張らず、好い感じに、好い加減に、ぼちぼちと…これからもよろしく。

 書きたいこと、想ったことを書く

 ブログ人 Blogzine誕生。

2014.03.26

早咲きの桜。by PENTAX K-3+55mm f1.4 SDM★

近くの神社に一本、早咲きの桜。美しい。K-3最後の日、撮ったのはこれ。4月には何本もの桜が咲き乱れる様子が撮れるのになぁ。これで、とても残念。

2回に分けて使わせていただいたK–3は、ほんと素晴らしい高性能一眼。いままでのKシリーズの弱点をカバーして最高の性能と使いやすさを実現している。◎

今回、一緒に貸していただいたレンズ、55mm f1.4 SDM も★(スター)レンズという最高級レンズの称号に違わず、素敵な絵を見せてくれた。腕が伴わなかったのが痛いけれども…。

最近はずーっと、DPシリーズで満足していたけれども、レンズを変えて楽しむ一眼の良さを改めて実感した。うーむ。物欲がまた…。

最後に夕暮れが迫る時間帯に撮った写真。この空気感はなかなか出せないんだけれど、やはりいいなぁ、このレンズ。

2014.03.23

kinoma create Meetup photo by K3+PENTAX 55 SDM f1.4

kinoma create はMarvellに買収されたkinomaが開発中のセンサーガジェット。Rasberry PIのようなワンボードコンピュータでタッチディスプレイ付き。加速度センサが内蔵されていて振動や向きによってプログラムの動作が変えられる。横向きだと温度計で縦にするとラジオが鳴るとか…GPIOベースの外部センサも取り付けられたり。一番のポイントは開発環境でHTMLとJavascriptベースでアプリケーションが開発できるという。ちょうど良いタイミングでPeterさんのインタビュー記事が掲載された。とてもよくまとまっている。

→『新しいデジタル機器の開発スタイルに、Webアプリ開発者を取り込みたい』

ラズベリーパイと同様、これだけでは何もできないので、動かすためのプログラムが必要だが、その開発環境がこのkinoma create のミソ。Webサーバーを内蔵していて、ユーザーはHTTPベース、XTML、Javascriptで本体をコントロール可能、DLNAと同じ仕掛けで、電源を入れると周辺機器を自動的に探索、Wifi経由でPCからプログラミング出来る。シミュレーターも充実していてちょっと何か作ってみようかという気にさせる。…意外に使えそう。:)

ワンチップメーカーのMarvell社が買収したkinomaという会社が生み出した製品。このリーダーはあのQuickTimeの生みの親 Peter Hawdy氏(上記写真)で、今回の世界初のMeetupに直々に参加、Marvellに2年ほど前にJoin、現在SF在住の新米パパw、バスケさん(下記写真)が通訳をしつつmeetupを全体のリードをするという大活躍。Thanx!

そうそう、前回のBackspace.fmで紹介された時に、Peterさんがkinomaという社名の由来について、バスケさんに「きもの」に似てるからと答えた噺があって、今回改めて由来を聞いたところ、あれは冗談で、ギリシア語のkino(動く)とchinemaから来ているということだった。w

実際にモノを見て、kinomaというキーワードからちょっと目が離せなくなった。要注目。実際の製品がいくらになるのかはまだわからないけれど、クラウドファンドindegoの価格は$99。インタビュー記事でPeterさんが話しているけれども、RasberryPiの何倍もするけれど、タッチディスプレイとかその他諸々の準備とか労力を考えると決して高いものではないと思う。私は既に購入済み。おすすめ。:)

→ indiegogo:kinoma-create

(今回の写真はfunsfunsの企画でお借りしたPENTAX K3 + 55mmf1.4 SMC で撮りました。これもいい感じに撮れて満足。)

 

2014.03.13

K3再び…

名残惜しく分かれたK3が先日、戻ってきた。
もう既に随分時間が経過してしまったのだが、AMNで2度目のK3のイベントに再び参加。今回もまた一月ほどかしていただけることになった。  

イベントのメインは「プロに教わるレンズ術」と言うことで、写真家の中村文夫さんから約1時間の講義。なんとなく知っていたり聴いていたりすることだったけれど、そうした知識のおさらいをポイントを押さえて語っていただいた。Kマウントの汎用性とか、たしかにPENTAXはレンズ沼に填まるにはぴったりのカメラ。;)

テーマにちなんでK3と一緒に希望する交換レンズを抽選で貸していただけるという趣向。今回は数あるレンズのなかから、一番使ってみたかったSDM 55mm f1.4に運良く当選した、ラッキー。
f1.4と明るいレンズだが55mm 実質80mmほどの画角、中望遠という初心者には少々難しい領域。使いこなせるかちょっと不安だったけれど、失敗することも楽しさのうちだし、この画角に近い50mm単焦点のDP3にも最近慣れつつあって、問題なはなさそう。 

このレンズ、一番感じたのがピントが合う範囲がとても狭い感じ(どうもカミソリピントとかいわれているらしい)で、画角に加えて、扱いもさらに難しいってこと。このことはイベントでも言及されていたことを想い出した。
ただ、ボケ味とかピントが合ったときの解像度、切れ味は見事。非常に素晴らしい描写で、まさに挑戦しがいのあるレンズ。:)

画角が固定されるから構図とか被写体との距離感とかより注意を払うことが多くなるけれど、そこがまた楽しいところだし、写真技術の向上という観点で見てもマイナス面よりもプラスに働く事が多い気もする。自分が動けば良いのだ。



あとこのレンズ、SDMということで、音がなくオートフォーカスする。これとても大事なポイントで、人物とか動物とかの場合、被写体に余計な緊張wを与えずに撮れるということ。あのウィーンというフォーカス時の音がほとんどしない。 音がしないということ思った以上にいい感じ。シャープな解像、なにより明るいし、シャキッとした写りが素敵。さらにSDMにもかかわらず軽い。これ大事。本体にブレ防止機能がついていることでレンズの軽さを生んでいるという。


(これは70mm) 繰り返すけれど解像がシャープ故にフォーカスにもシビアでそこを活かすにはマニュアルでしっかり合わせることが必要になるのだが…K3にはAFで合焦後、そのままピントリングを回すと、直ちにマニュアルフォーカスに移行する機能があって、切り替え操作の手間がなく、スムーズに行える。これはいい感じ。


ボケがとても良い感じです。ポートレート撮りたいのだけれどいい被写体が周りにいない。募集中。

とにかくもう少し使い込んでみよう。

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