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2008.05.24

歩くアクセスポイント:PHS300 Personal Hotspot

SANY0038前からとても気になっていたcardlepoint社のPHS300。WANインタフェースがHSPDAとEV-DO のUSB modem/Phoneの内蔵電源付き小型のWiFi(802.11b&G)ルーター。高速データ通信(イーモバイル等)経由でインターネットに繋げることができる。製品名のとおり、これを使えば イーモバイルのような高速データ通信が可能な場所であれば、そこにWiFiのアクセスポイントができあがる。まさに歩くアクセスポイントを作る装置だ。

EM-ONEとかにWiFiRoutterを仕込んで、インターネット接続ということもできるが、 それだと、Eye-Fiのようなアドホックモードしか対応していないNW機器はつながらなかったりする。最近流行のWMWifiRouterもアドホックモードなのでダメ。

そもそも、この機器に興味を持ったきっかけは、Eye-Fiがアドホックモードでネットワークに繋がらないということを知ったこと。なんとかして、Eye-Fiをどこでも繋がるようにはできないものか…。で、いろいろネットを漁っていたら、この製品に辿りついた。日本に持ち込んでいる方々も結構いて情報も比較的多い。PHS300でググれば、日本語でも様々な情報を手にすることが可能だ。D02HW特有のある儀式(後の動画)の情報もこの先陣の方々のトライのおかげ。感謝

RIMG0012.JPG重量は250g、サイズは127×73×18.5mm。思ったより大きめだったが十分かばんに忍びこませることができる大きさ、重さもたいしたことはない。内蔵の電池でフル充電で2時間以上はもつようだ。市販されている携帯機器用の外部電源をつけると一日中歩くアクセスポイントが可能となる。(近日中に試してみる予定)

最初の接続で、設定変更の際に使う管理者用のパスワードを入力するなど、無線ルーターとして必要な設定をすれば、最新のファームウェアならばイーモバイルのD02HWへの接続時の設定(ATコマンドが入力可能)は変えずに接続できた。

ただし‥、D02HWの場合は接続のためのある儀式が必要(下記)になる。D02HWを差し込んでしばらくすると、インジケーターが赤色→青色ゆっくり点滅という動作になってそのまま繋がらないのだが、この状態で USBを軽く抜き差し(完全に抜いてはだめ)するのだ。するとインジケーターが青色に変るはず。これで、接続OK。

コツが分るとそれほど苦労はしない。一度接続できれば、次に電波状況が悪くなって切断しても、電波状況がよくなればルーターが判断して再接続してくれるので、この儀式は最初の接続のみでよい。H11T(D01HWも?)などはこの儀式を必要なしで簡単に接続できる模様。いずれファームアップとかで、この儀式が不要になればいいのだけれど…。上記、どんな感じか動画に撮ってみた。(7月のファームウェアのバージョンアップでこの儀式は不要になりました。ほんと快適になった ;)

購入の方法は海外発送を行っている業者でPaypalのようなロケーションフリーで(クレジットカードでの買い物は国内で作成したカードでは不能なことが多い)使える業者を探すか、輸入代行業者を使うかだろう。私はたまたま知人の親戚経由で購入していただくことができたのでラッキーだった。元の価格が$160前後、送料、代行手数料込みで2万5千円前後くらいにはなるか…。いずれにせよ、この手の製品は、様々トラブルも多いし、使用に関しては自己責任で…。このような機器を望むユーザーは多いと思うし、以外に早く同様な機器が日本でも登場するかもしれない。

これがあれば、イーモバイルが繋る場所であれば、WiFiのアクセスポイントがその場でできあがる。先日のChumbyNight#01でも大変、重宝した。Eye-Fiカードもこれがあれば、都内+α、どこからでもUp可能だ。もちろんiPodTouchのようなWiFi端末も複数利用可能。

RIMG0009.JPG外出先で撮った写真が、帰宅後、手元のChumby(デジタルフォトフレーム)に表示されている。そんなことが実現できる。実際にやってみた。これは、かなりいい感じ。

このような機器が、無線サービスの充実とともに様々でてきそうな予感。5年後にあたりまえになることを今、体感してるのかも。この辺の分野はこれから楽しくなりそうだ。

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