« 人生が二度あれば:リゾートで海を見ながら入浴中 | Main | Winアプリを使う:CrossOver RC3 »

2007.01.04

〈ことば〉の仕事。

“ことば”の仕事 “ことば”の仕事
価格:¥ 1,995(税込)
発売日:2006-05

 昨年の終わりに紹介されて年始にかけて読んだ、「〈ことば〉の仕事」という書物。もしかしたら僕にとっての2006年のベスト本かもしれない。9人のほぼ同世代(私ともほぼ同世代)への仲俣暁生氏のインタビュー集。
 仲俣氏のあとがきから... 

「・・・最終的に〈ことば〉は、それを発した人間の責任に跳ね返ってきます。しかも、そこで発せられた言葉は、必ずしもその人個人のオリジナルではなく、かつて誰かが発した言葉の引用や翻訳、再解釈なのであり、それらの集積としての〈ことば〉は、その意味で公共財、つまり「共有地」であるはずです。本書に登場する人たちは皆、〈ことば〉のもつ「共有地」としての意味を意識しながら、同時に自身の責任を回避することなく、〈ことば〉の仕事にとりくんでいるように思えます。・・・」

 すごく気になる季刊誌で、何度か手にしていた「本とコンピュータ」。その中の『共有地の開拓者たち』という特集が元になって生まれた書物。感想とか書こうと思ったけど、どうしても薄っぺらにしか書けそうになかったので、特に1970年代後半から80年代前半に高校生や大学生だった、同世代の方々、そして言葉に関わる、あるいはコミュニケーションに関わる方々に是非とも読んで欲しいと感じた、そのことだけで、ここにメモ。もう一度、読み直そうと思う。
 インタビュイーは下記の9人。
 小熊英二、山形浩生、佐々木敦、小林弘人、水越伸、斎藤かぐみ、豊﨑由美、恩田陸、堀江敏幸。大野純一氏の写真も◎。お勧め。

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.blog.ocn.ne.jp/t/trackback/878/5026047

Listed below are links to weblogs that reference 〈ことば〉の仕事。:

Comments

Post a comment

Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.

Recent Trackbacks