「会社はだれのものか」
"会社はこれからどうなるのか" (岩井 克人)の続編、"会社はだれのものか" (岩井 克人)を読了。2部構成。1部は前著の続編という形で会社がだれのものなのかという問の答えを提示する。会社は株主のものでも、経営者のものでも、従業員のものでもない...例のフジテレビとライブドアの買収劇がきっかけで書かれることになったという。非常に平易な文章で、会社の経済学的な仕組みを紐解く。自分と会社のあり方、これからの会社、社会への関わり方のヒントがた���さん詰まっている。ヒトや組織が「違い」を生み出すことによって利益を創出させるポスト産業資本主義において、日本のこれから歩むべき方向あるいはこれからの個人の会社との関わり方を示唆する。2部は、小林陽太郎氏、原丈人氏、糸井重里氏との会社をキーワードとした対話。これも1部を補強する形で示唆に富む。あるサービスを立ち上げるとき、なぜやるの?って聞かれたときに、ちょっと冗談交じりで「社会貢献です」って答えたことを想い出した。どうして想い出したかはこの本を読んでみて;)。前書と併せて、おすすめ。
会社は株主のものでも、経営者のものでも、従業員のものでもない、、、う~ん、誰のものだろうね。企業が売り買いされる昨今だから、余計に自分の所属する会社の実体を知りたいなどと思います。ちょっとその本読んでみたいと思います。
Posted by: 会社か | 2005.08.01 at 05:13