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2008.09.23

魔法を見た。:シンラドームテクニカルデモ

synra.jpg先日の日曜日、筋肉少女帯の20周年記念ライブが開かれていた武道館の脇を抜け、行った先は北の丸公園内にある科学技術館の4F。8月20日にオープンした立体ドームシアター「シンラドーム」のテクニカルデモに参加するためだ。ここで開発者のオリハルコンテクノロジーズ 高幤さんに実際のSynraを操作していただきながら様々語っていただいた。

このドームはプラネタリウム用に建てられたものではなくて、立体映像投影用に作られた専用のもの、4000×4000(うるおぼえで、ギズモード見て書いたら…間違ってました。_o_)3000×3000ピクセル!の3DCGを6分割にして、ドームにリアルタイム!で、barclo社製プロジェクタを使って偏光立体視投影する。なんだかこれだけでもすごいんだけれども、実体験すると、もうこれが半端なくスゴイ。やばい。IMGP5185.jpg


動画追加しました。観客の驚きの声をお楽しみください。w

IMGP5176.jpgドームの包まれ感だけでも十分立体を感じるのだけれども、2万円するという立体視メガネを使うともう、鼻先に宇宙ステーションが現われて…。酔っちゃいそう。子供も何人かいて、思わず手をだしてた。(いや、大人もだw)


IMGP5180.jpg今、立っている地球を離れて、宇宙の果てまで、超スピードで空間移動する。無数の星、銀河が自分の鼻先をかすめて後ろに遠ざかる。それは作りものではなく、実際のデータに基づいた正確にシミュレーションされたもの。


IMGP5214.jpgさらに地球の周りの地場だとか人工衛星の軌道とか実際のデータに基づいてドーム上に投影される。それも立体で。NASAから発信される雲のリアルタイム映像をネットワーク経由でドームの地球に投影する。黄砂が吹いている様子とか大気汚染のリアルタイムな状況まで確認できるというからすごい。面白い。宇宙だけではない、生物の仕組みセントラルドグマの秘密を探る旅、巨大なゾウムシが僕の鼻先に…。で、これらの操作はPS2のリモコンで行える!スティック操作で星間移動。思いのまま。かこいい。これでゲームしたい。

まったく、この装置とシステムの可能性に図り知れないものを感じた。高幤さんがこの施設やシステムの使い方、使い道を様々な人と考えたいといっていたけど、これからのSynraに目が離せなくなった。

 

開発者 高幤俊之さんのブログの言葉…
  「高度に発達したドーム映像技術は、魔法と区別がつかない。」

これはほんと魔法の世界だ。いまここで、僕らは魔法を見ている。

魔法を体験する…リアルタイムとか実体験とか触るとか、そういう方向がどうも旬らしい。終了後、そんな話をした。

日曜日から金曜日まで毎日6回上映していて(そのうち3回は立体投影)、土曜日は研究者が最先端の話題を直接来館者に語りかけるという趣向の科学ライブショーが行なわれる。北の丸公園だし、近いし、ちょっと出かけてみるといいかも。おすすめ。是非、森羅万象を映しだす魔法を堪能されたし。

参考
オリハルコンテクノロジーズの公式サイト
http://orihalcon.jp/
シンラドームについてのお知らせ
http://orihalcon.jp/news-and-topics/synradome-open.html
プレスリリースpdf
http://orihalcon.jp/news-and-topics/synra-dome-theater.html
その他
http://www.astroarts.co.jp/news/2008/08/19synra/index-j.shtml
http://www.gizmodo.jp/2008/09/post_4355.html

おまけ

IMGP5245.jpg

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