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2008.04.12

Gallery2で自分専用写真サイトをつくる。

Eye-Fiの対応サービスをつらつら見ていたら、見なれないサービスを見つけた。Gallery2

Eye-Fi.jpg

これはレンタルサーバー等を使って自分で写真の公開サイトを作るサービス。PHPやMySqlを使えるホスティングサービスであればインストールできる。Flickrのようなサービスにたよらなくても、Gallery2で写真をネットで公開できて、かつ、Eye-Fiからアップロードも可能となる。さらに、オープンソースであるGallery2に手加えて、Eye-Fiを利用した別サービス…なんてこともできるかも…。

ということで…。まずは使ってみることが肝要と、たまたま使っているさくらインターネットに自分の写真公開サイトを作ってみた。インストーラーが実によくできていて、かつ、主要な部分はローカライズできているのでとても簡単に立ちあげることができた。

表示された手順などはきちんと読んで従えば、非常に丁寧なよくできたインストーラーなので、つまづくことは少ないと思う。一応、手順など。(ホスティングサイトの設定などを予め確かめて、メモとか用意しておくとよい。)

1.Gallery2サイトからpreInstaller.php をダウンロード。(その他ファイルのダウンロードサイトはここ)

2.本人認証のためのパスワードフレーズを上記ファイルの$passPhrase = ""の部分にテキストエディタなどを使って書き込み
ex. $passPhrase = "hogeHogE";

3.上記で修正したpreinstall.phpをwebでアクセス可能な場所(ex.さくらの場合は、~/www/の配下)にアップロード。その際、gallery2をインストールするフォルダ"gallery2"を preinstall.phpと同じディレクトリ内に作っておく。(プログラムの格納位置となるディレクトリ、後から変更は可能)インストール後preinstallからも変更ができる。

4.ブラウザからhttp://example.com/preinstall.phpにアクセス。(この場合、http://example.com/preinstall.php )すると、パスワードを聞かれるので、2.で書き込んだパスワードを入力、画面表示にそって進める(英文だが難解ではない)。

[1] Download / Transfer Methods
(download G2 from another server directly to this server)
このステップで必要なソフトウェアをダウンロードする。最新版と適当な圧縮方法を選べばOK。

[2] Extract Methods
(extract a gallery2.zip / gallery2.tar.gz file in the current working directory)
[1]で指定した展開方法(ZIPとか)を指定するとアプリケーションを適切な場所に自動的にインストールしてくれる

[3] Install Gallery 2!
ここからがアプリケーションの設定。リンク先からナビゲーション(日本語化されている)に従っていけば、それほどつまづかずに設定できるはず。DB設定のためのログイン名、DB名、サイトURL等は、あらかじめレンタルホスティングサービスのサイトで、確かめておくこと。

  • 言語(日本語)を選択
  • 表示されている認証コードが書かれたlogin.txtというファイルをエディタで作成し(あらかじめ書かれたものをそこからダウンロード可能)、Gallery2のフォルダにアップロードし、次へ進む。
  • 認証の確認画面で認証が成功すれば次のページへ。
  • 実際に動作する環境かどうかのチェック。すべて成功したら次のページへ
  • インストールタイプを選択。いくつかのサイトを作成できるMultiInstallとStandard installationがあるが、サイトをいくつか立ちあげる必要がなければ、StandardでOK。ディレクトリ名など必要な項目を記入し次のページへ。
  • データベースの設定(あらかじめホスティングサービス側の仕様を確認しておくこと )
    Database type:さくらの場合はMySQL
    DB Hostname: ホスト名:サーバー設定で確認要(データベースサーバーのURL)
    DB Username: データベースのユーザ名:サーバー設定で確認要
    DB Password: データベースのパスワード:サーバー設定で確認要
    DB Name: データベース名:サーバー設定で確認要
    Table Prefix: g2(そのままでOK。同一DBで別のGallery2をインストールするときはここを変更)
    Column Prefix: g(そのままでOK。)
    SAVE して次へ
  • アドミンユーザの設定。 ユーザ名、パスワード、メールアドレス、名前などを設定しCreate。成功ならば次へ。
  • “Create config file”をクリック、確認画面で成功していたら次へ。
  • Gallery2のコア部分インストールの確認画面で成功していたら次へ。
  • モジュール設定の画面。好きなモジュールにチェックをつけてActivate Selected Modulesを押し次ページへ。 (写真をUpして基本的な機能はプラグインなしでも大丈夫) あまり、たくさんプラグインをインストールしない方がシンプルでいいかも。ただし、 Eye-Fiを使用する場合は、リモートモジュールは必須
  • 次のステップでセキュリティをチェック。問題がなければ、インストール完了となる。

インストールを完了したら、セキュリティの観点からpreInstaller.phpは削除しておいたほうがよい。管理画面からテーマを適当に選んで、アルバムを作成。いろいろカスタマイズして、画像をUpすると自分専用のギャラリーが出来あがる。

一連のインストール画面をお気に入りの画面キャプチャソフトSkitchからWebDAV経由(これも予めプラグインのインストールが必要)でUpLoadしてみた。こんな感じ。http://kwmr.sakura.ne.jp/photo/v/log/

なんだか長くなってしまったので、Eye-Fiやその他のサービスとの連携は次のエントリーで。

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