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2008.01.20

ネタフルに僕が育った街が紹介されていた:名寄市

 今年は寒くなるらしい...。零下28.5度で特急のドアが凍結したというトラブルがネタフルで紹介されていた。

nayoro1.jpg ネタフルの記事で紹介されている名寄市という場所、実は僕が高校まで住んだ場所で、今も父親が独りで住んでいる。何年か前にインターネットラジオでサンピラーという柱状の光が立ち上る気象現象のエントリーを書いたことがあった。

1月下旬から2月上旬にかけて、この地域は一番寒くなる。零下30度になる日は晴天の日が多い。風も吹かない。放射冷却現象とやらで晴天だと暖かい空気を雲が遮ることなく逃がしてしまい、冷たい空気が徹底的に地上を冷やしてしまう。
(画像はこのエントリーを書いている2008.1.20の名寄市ピヤシリスキー場の様子:ここにライブ映像がある)

 小中学校は、確か僕らの頃は集団登校とか零下30度以下になると自動的に登校が2時間遅れる。2時間遅れとかは、やはりそれほどしょっちゅう起こるわけでもなく、非日常的なイベントとして、なんだかとってもうれしかった。

流石に高校生になるとそんな処置はなくて、零下30度を超そうが何が起ころうが定刻通り。夏は自転車、冬は徒歩で数キロ歩いて登校していた僕は、零下30度を超える日も、毛糸の帽子、耳かけ、手袋、スキーウェア、スノーブーツといういつもと同じ格好で毎朝30分ほどの通学路を歩いていた。それが僕らの定番のスタイル。

走って帰ると吐く息が凍って帽子とかについて真っ白になる。室内は逆にめちゃくちゃあったかいので、めがねは寒暖差の激しさでレンズが真っ白に...。やっかいだけど、それが冬の日常。

 さすがに30度が何日も続くことはそれほどはなくて、年に何回かだったと思う。零下36度というのが最低記録だったっけ。実際には20度も30度もそんなに違いはない。しんと空気が締まった、肌を刺す寒さの感覚は同じ。あるとしたら30度を超える日は外に出ると鼻の穴がくっつくような感覚を味わうこと。うまく表現できないんだけど、鼻の中で空気が凍ってしまうような感覚。その感覚があると、あ、今日は30度こえたかもなと...考える。やっぱり30度越えた日は特別な日だったな。ああ、なんだか凄く懐かしい気分。

 途中から「零下」を省いて書いてしまっているが、この地方に住む人の間では、「当たり前なので」気温を言うときには「零下」はいれないで話していた。今日、35度だ。寒いな...みたいな。それが冬の日常。住んでいる人たちには普通のことだった。

 久しぶりに、そんな故郷の街のこと、何十年も昔の事を思い出してしまった。そういえば、しばらく帰ってないな....w。

 

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