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2007.08.13

iMovie08≠iMovieHD6:iLife08

アップ新製品、発表の次の日、会社帰りにアップル銀座でiLife08を購入。
 早速、気になっていたiMovieを試してみた。
 正直、ファーストインプレッションは、エフェクトとかないしタイムラインで編集するという いしたに+たつを 師弟コンビに教わった技が使えない(使えない訳じゃなくて使いづらいという方が正確か)....デグレートじゃないか...これは上位ソフト(FinalCut)を購入させるための戦略?....とか、落胆していたのだが...以前のiMovieHD6とは別の製品であるとAppleの方にお話を伺って、iMovie、再チャレンジしてみた。

 なるほど、違う製品と考えると、 これはこれで良いかもしれない。そう思えてきた。

 動画なんてちゃんと編集したこともない初心者が、作品として公開できるレベルのものを作り上げる労力を極力少なくするサポートツールとして、大変好くできている...と、切り口を違えてみると違う評価に...。「iMovieHDとiMovie08は全く違うソフトウェアです。」というAppleの方の言葉がよくわかった。iMovie08をインストールするとiMovieHDがちゃんと残っていることも違う製品であることへのAppleの配慮なのかも...。今まで通り、iMovieHD6は、このiLife08発表以降は自由にダウンロード可能となった。

 iMovie08では、まず素材を集める、管理するところから始まる。蓄積された動画はすべて同じ尺で切り取られ帯で見せられる(デフォルト5秒、可変)。秀逸なのは、その切り取られた動画をマウスアップするとそのポイントで動画が再生されるのだ。で、ああ、ココと思ったところでクリックすると、そこからデフォルト4秒(可変)でクリップ(トリム)が切り取られる。そのクリップをプロジェクト(作品の単位、最初に設定する)にドロップ&ドラッグして作品を構成する。撮り貯めた動画を組み合わせタイトルとか音楽とか付け加えていく。こんな感じだ...。

 
(music Wataridori2 by cornelius http://creativecommons.org/wired)

 素材を管理する。素材をプリコラージュする(遊ぶ)ことで作品に仕上げる。それを公開する。それが機会になってコミュニケーションが生まれる。
 ネットワーク上にコンテンツが拡散する法則のようなものを、Appleはちゃんと捉えている気がする。Appleの次の一手、また目が離せない。楽しみ楽しみ。

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