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2007.01.27

MacでつなぐWifi Audio WA-1

Wa1  ブログマーケティング勉強会議から随分たってしまった。持ち帰ったWifi オーディオ WA-1のその後を書かねばと思いつつ、なかなか書くことができなかった。いろいろ理由はあるけれど、一番の理由は、Macでの接続に手間取ってしまったこと。

 まず、アクセスポイントに接続するまでのWA-1の設定。PCが使えないので、WA-1の設定でNWに繋げる。設定自体はWA-1のsetting→ ネットワーク設定で行える。ただ、Wifi接続のパタンが限られていることは注意すべき。既存のアクセスポイントの設定では、少々パスワードの入力がWA -1単体では少々大変そうなので、セキュリティの問題は置いておいて、WEPで10桁数字パスワードで接続する形に変更。既存のネットワークの状況もそれ に応じて変える必要があった。

 サーバーの設定は、様々な方がトライしてくださっていて、様々参考にさせていただいた。結論的には、TwonkeyMusicをサーバー とする方法が一番確実。他にUPnPでdlna準拠のMacサーバーソフトが見つからなかったというのが本当のところ。もしどこかにあれば、是非、教えていただきたい。
 TwonkyMusicは一ヶ月間は無料でおためし可能。その後は有料(一年間のアップデート権がついて$19.5)。実際に私も G4iMacとinteliMac両方にインストールしてサーバーとしてMacを使うことは問題ないことを確認した。この方法が使い勝手としてはベスト。

インストーラーを起動させて、ブラウザからローカルホスト〈Port 9000〉(http://127.0.0.1:9000)にアクセス。すると サーバーが立ち上がっていることが確認できるので、そこで細かな設定を行う。よくある設定マークのボタンを押せば設定画面が表示される。言語を日本語に、音楽ファイルのディレクトリを設定し、保存後、サーバーをリスタート。WA-1を起動させPCボタンを押すとサーバーが起動しているのが表示されているはず、そこでサーバーを選択後、しばらくするとサーバーに繋がる。あとは好きな楽曲を選んでプレイボタンを押すと音楽が流れ出す。

 今のところMacではMP3しか使えないのがいまいちなところだがそこは致し方ないか...。Macに限らず、ネットワーク経由の有料ダウンロードファイルには対応していないので、 そこは注意が必要。いまのところユーザが自由に使える方法はCDを購入してMP3に変換する...ということだろう。ここは、日本の音楽状況とか著作権管 理の状況に変化があれば変わっていくところで、ユーザがある程度自由に扱える方向を期待する。

cf.) シームレスなコンテンツ共有を実現するUPnPミドルウェア
  Wi-Fi Audioモニターレポート:WA1をMacで使う方法
  [WiFiオーディオ]本体でネットワーク設定してみる

 そのほかサーバーアプリケーションを立ち上げるには、intelMac上でWindowsを動かすBootCampやParallelsを使って、Windowsとして使うという方法もある。

 BootCampからは、マニュアル通りにサーバーアプリケーションをインストール、WindowsMwdeiaPlayer経由での接続は全く問題な く行える。ただ、動作するのはXP以降。たまたま手元に2000Proしかなかったので、VistaRC2をインストールして試してみたが全く問題なく動 く。ワイヤレスアダプターは、使えないことはないようだが、自宅にはAirMacExpress(アクセスポイント)があるので、今回はちゃんと試しては いない。

 問題は、Parallels。(現在の最新版はBuild3120)これで、はまってしまった。冷静に考えればわかることだが、Parallelsのネットワークインタフェースの問題で他の 環境に影響をあたえていたのだ。デフォルトで設定されるParallelsで自動的に設定されるネットワークポートを使用しない、Parallelsを起動 しないという条件なら、まったく問題なく動く。

 これもParallelsのネットワーク設定とかIPアドレスを固定するとか構成をカスタマイズすれば、う まくできると思うのだが、WA-1を使うためだけでネットワーク構成を変更するのもなぁということで、今回は、ここであきらめることにした。
 最初、intel iMacだけうまく繋がらなかったり不安定で、なぜそうなるのかをいろいろ試していて、こうした状況だとわかるまでに、随分、時間を使ってしまったが、それ自体、楽しい時間だった ;)

 やはりVAIOラインナップにあるように、VAIOでWindowsで使用するというのがBestだろう。でも、上記のソフトウェアとかあるいは dlna(Upnp対応)準拠のサーバーさえあれば、Macしかないユーザでも十分楽しめる。PCでファイルを扱わずにdlna準拠のファイルサーバーを File(音楽)共有サーバーとして使うというのもおもしろそうだ。(メディアサーバー機能付きのNAS型のHDはいろいろ出ている)

 一旦接続して、ネットワークが安定してさえすれば、使い勝手は至って簡単。
 気に入っているのはWebRadio。Live365の各局がインターネット越しに流れてくる。昔から���音楽をネット越しに聴く、常時接続を活かした使 い方としてネットラジオがもう少しお手軽に聞けないのか、ながらで視聴できる手段はやはり、単体のリアルなWebラジオだよなぁって考えていたが、今回初 めて、こうしたネットワークにつないで使う家電を使ってみて、その良さを実感した。PCがなくてもダイレクトでNWに接続するのも良い。残念ながらJASRACがLive365が著作権の支払い代行できる支払先になっておらず、日本の楽曲は現在のところ聴くことはできない。

 PC内の楽曲をWifi経由で聞く。これ自体はAirMacExpressでもできていることだが、手元で楽曲を操作できるのはいい。
 ただ、操作のユーザインタフェースが今ひとつなのが残念なところ。ボタンとリスト表示のインタフェースはやはり限界がある。ジョグシャトルのようなイン タフェースとかあると、すごく良くなる感じ。ここは徐々に改善されていくのだろう。せっかくNWに繋がる機器なのだから、ネットワーク経由でバージョン アップして使い方を良くしていくなんてできたら素晴らしい。

 一番大切な音、これはとても素直な印象。悪くはないと思う。好みの音に変えるためにエフェクトが用意されているが、そのインタフェースも今ひとつ。ここも改善して欲しいところ。もうひとつ、とてもいい音を持ったスピーカーとして使えれば、使い道が広がるとも思った。光とかディジタルの出力端子が欲しいところだ。良い音と良いデザイン。これに細部まで詰めた使い勝手(とくに接続の部分)を付加すれば最強のNW家電になること間違いなし。w

 WA-1ができること。単にPCからNW越しに音を聞くデザインの良いオーディオ家電。とてもいい感じにまとまっているのだけれど、これだけではつまらないなとも思った。可能性はまだ広がる。そのあたり、考えたことは次回のエントリーでまとめようと思う。

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