ココログ、ガンバレ
ココログ、メンテナンス中に問題発生。バージョンアップ断念
なんだか、大変だったんだ、ココログ。この記事に関連してモダシンさんの記事を読む。
トラブルは予期しないところからやってくる。
そこを万全の体制で、一分の隙もなく行うことは、本当に難しい。出来て当たり前、という状況で、当たり前を当たり前で終わらすこと。これぐらい難しいことはない。表には出ないまでも、なんらかトラブルや思っても見なかった事象が起こるのは常だ。
今回の53時間という長い間のメンテナンスも、様々な試行錯誤の中で、必要最小限、もしも、に備えた時間だったのだろう。で、その途中で思いもよらない出来事が起こった。
判断は元に戻すと言うこと。つらい決断だったろう。でも、傷口をこれ以上大きくしないため前向きな判断でもあったと思う。
そうした経緯を含めて状況をユーザに知らせる姿勢は、見習うべきところだとも感じた。もちろん反省をして、繰り返さない対策を講じることが第一であるけれども...。
ユーザーの反応は、当然ながら好意的ではない。2日以上も更新が出来ない状況というのは、やはり受け入れがたいものだろう、しかも、それが、振り出しに戻ってしまうとなると、ユーザの怒りもすごく理解できる。というか、怒るのは当たり前だと思う。こうした状況を招いてしまったことは担当者は猛省すべきだしユーザの怒りは真摯に受け止めて欲しい。
ただ....「中の人」経験者だからというわけではないけれど...これ、ほんと、モダシンさんが言うように「リング上で既にダウンしているやつにかかと蹴り食らわしている様」にも見えた。こんな様子は、やっぱり見たくはない。黙れとはいわないけど....。
失敗したくて失敗したんじゃないんだし、中の人は思った以上に傷つき、自信をなくしているのがわかるから....そこまで言うなと。そうも想った。
ココログは、日本のブログサービスのパイオニアで、当初から気になる存在だったし、ブログ人と同じTypePadというエンジンを使っているライセンシー同士でもある。何人かの中の人もリアルで知っているし、日本のブログの立ち上げに一緒に連帯してきた仲間という意識が少なからず僕にはある。
そんな仲間が困っている様子を見て、一言、ガンバレって言いたかった。明日は我が身だ(そういう想像力をもって仕事をしないとなと思う)。ある意味、サービスを提供する側に立つ身である僕は、こうしたことがらの当事者でもあるのだから...。
ガンバレ、ココログ、中の人。
>中の人は思った以上に傷つき、自信をなくしているのがわかるから....そこまで言うなと。
ネットの世界は特に「言い過ぎ」の傾向にあるような気がします。
匿名性のせいかなあ。
Posted by: ハヤト | 2006.12.10 at 11:18
このエントリーに着いた、はてブのコメントとか見ると、こういう擁護的なことを書くのは、いかがなものかというニュアンスのコメントがいくつかありました。、ま、いろんな考え方があると言うことですけれど、あれだけ、非難が書かれている状況で、手前味噌ですが、自分のサイトで、考えたことをきちんと表明することは、マイナスではない、と感じました。あの状況では、擁護の言葉を書くことの方がリスクが高いのですね。
Posted by: kwmr | 2006.12.10 at 16:27