2つのシナリオ
SWさんから、教えてもらったのブログ「A VC」のエントリー
「Point Solutions vs End to End Solutions」
「The Starbucks of the Internet」
先日の連休の終わりの日、いつもであれば、ぼっーとしている時間を苦手な英文を読んだ。;)
Web2.0がユーザが単体のサービスを組み合わせる、ポイント・ソリューションを基本原則にしているのに対して、いわゆるポータルと呼ばれてきた主流のサービス提供者は、自分たちからユーザへ提供するユーザと自分を囲い込み、エンドーエンドのソリューションを提供しようとする。そのために単体サービス(ポイント・ソリューション)を提供する企業を買収するといった戦略をとりつつ、さらに主流ポータルは点のサービスを自分たちのサービスに統合することで、結果的にマスを勝ち取っていく...そういう方向で進むのではないか...?
作者は点の(重点)ソリューションの実例を挙げて、この疑問に答えていく。
Flickr、Google、Blog Platform、Craig's List、Wikipedia...
ひとつ、大きなポイントは、Web2.0(というトレンド)は、我々を活性化させる、コンテンツの創造者にするということ。コンテンツの作り手がいないと、サービスは成り立たない。コンテンツの創造者たるユーザは、能動的に、単一のサービスを複数使い分ける。それが、まさに今、確実に広がりつつある。
単機能のサービスは、様々なサービスと連携し、様々な場所に登場する。典型的な例がGoogle。Googleは、主流のポータルサービスと少し違う。もっとも初期のポイント・ソリューション(検索)が、Googleであり、すでに様々なサービスの中に、まるで街角にあるスターバックスのように、Googleのソリューションが組み込まれている。
ユーザを囲わずにユーザのコンテンツを最大限、有効に活用する。サービス同士オープンに繋がることで、それぞれのサービスが伝搬し、アテンションを獲得していく...。アテンションを獲得することで、様々なお金の流れを生み出す「仕組み」と「場」の登場....。ポイント・ソリューションが、主流なポータルに買収される、最初のシナリオと対極にあるシナリオの可能性をぼんやりと考えた。
【追記 12.11】
Yahoo!がdel.ciou.usを買収した。最初のシナリオを着々と進めるYahoo!。
もう一つのシナリオが具体的な形になるのは、もう少し先の話かそれとも...。
Let The Cool Goddess Rust Away from the album “Clap Your Hands Say Yeah” by Clap Your Hands Say Yeah
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