写真はものの見方をどのように変えてきたか -12人の写真家たちと戦争-
最近、恵比寿に行く機会が多くて、ちょっとした空き時間を利用していった写美(東京都写真美術館)。10周年の特別企画で写美のコレクションの展示をシリーズで行っている。
現在、開催されているのは第3部。12人の写真家たちと戦争 第3部再生 RECONSTRUCTION 。戦争がテーマというと、何となく暗く、悲惨なものを連想しがちだが、むしろポジティブな、表現の力を感ずる。抑圧されているがゆえに、研ぎ澄まされた何かが伝わってくる。そんな気がした。
今回ご紹介する12人の写真家たちは、戦争という受難と向き合い、時に苦悩し、自分自身の表現方法を模索していきました。ある者は、不本意な気持ちを押し 殺しながらも無言の抵抗をし、写真を撮ることができる唯一の場所に身をおき、ある者は中央の喧噪から遠ざかり、時が過ぎるのをじっと待ちました。また、あ る者は戦争という衝撃的な体験を自分の表現の原動力として昇華し、写真家となる決意をしていったのです。【写美HPより】
何より...いまから、50年前の日本人が、とても美しいことに驚いた。姿勢が良い。表情がよい。かっこいい爺婆、貧しそうだけれども生き生きとした表情の子供達がそこにいる。おすすめ。
第3部は、あと3日で終了する(~9/11)。週末にいかが?
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