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2005.02.22

すべてのヒロシマ的なものへ...:“夕凪の街桜の国” (こうの 史代)

“夕凪の街桜の国” (こうの 史代)

会社の帰りに丸の内oazo丸善へ。 最近よく目にしていたこうの史代氏の「夕凪の街桜の国」を購入。帰りの電車で読み始める。いや、まいった。不覚にも涙があふれた。
ヒロシマの漫画と言えば「裸足のゲン」だけれど、あのような悲惨な絵とか壮絶なシーンとかはなにもない。原爆の10年後から現代へ繋がるある物語を淡々と描写しながら、ヒロシマを描く。自分の、自分の周りのヒロシマ的なモノ、ことが見えてきて、その場所に居ない僕らも当事者であることを思い知らされる。それを超える愛の存在も感じさせてくれるところが救い。感動させられた。いろんな人に読んでもらいたい。おすすめ。

風をあつめて from the album “GRANOLA” by 矢野顕子

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Comments

>帰りの電車で読み始める。いや、まいった。不覚にも涙があふれた。
ここで僕もグッときました。ヤバい予感。

いやこれは、おすすめですよ。
泣けるとかそう言うのではなくて、いいです。好い。

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