ココログと私
先日、勤務先にNiftyのココログのご担当の方から、私宛に一通のメールがきました。ココログ一周年にあたって、何か一言を書いて欲しい...というお願いでした。勤務先の周りの方とお話しをして、ブログ人チーム一同...として送りました。もし、周りとのかねあいで、個人のお名前を使うのであればどうぞ、ご自由に...そういうやりとりで、掲載されたのが、本日のココログ一周年記念の「ブログ人」チームからのメッセージです。
結局、私の個人の名前になっていましたけれど...;)で、言いたかったのは、一つのサービスに閉じることなくコラボレーションする、ブログというプラットフォームをお互い切磋琢磨しながら拡大する、そんなことを仕掛けたいなということです。タイプパッドという同じプラットフォームを使う仲間として、個人が情報を発信することで、コミュニケーションの機会を作る、そのつながりを大きくする。サービス提供者が単独でマーケットを拡大することは難しいと感じていて、相互に競争しながら市場を拡大する...まさにブログ的な世界、そういうことができたらいいなぁと、そんなことを伝えたかったのでした。
ココログが登場して1年。あのときのこと思い浮かべると、社長、自らがブログを書かれると言うことにも驚きましたが;)、本当の品質、会員数が伸びていくことを前提にしたときのビジネスモデル、これを考えると会員サービスといえ、あのスペックで、会員無料で提供する選択をされたことが私のサプライズでした。単純にIDを集めたくて、コストを掛けてIDを頂くというビジネスモデルは、我々のサービスとしてはNGだという考えも根底にあって、私は、サービスを続けられる仕組みにすること、流行にとどまらない、安心して、快適に個人が情報を発信する仕組みを継続して行くためには、ある程度のコストをユーザに負担して頂くことは、これから、必然と考えていました。(この考え方には、様々、ご批判はあると思います。あえて書きました。)
しかしながら、結果的に、流行にのっていると言うこともあるのかも知れませんが、ブログのマーケットがこれだけの規模に成長している理由は、無料あるいは低コストで様々なサービス提供者が切磋琢磨している状況から生まれたことであって、ある意味その引き金はココログの登場が引いたと思います。ココログが、洗練されたTypePadの技術とNiftyのフォーラムというコミュニティ運営のノウハウを生かして様々、仕掛けられていること、素晴らしいと思います。
ブログの最大のポイントは、ユーザが創り出す、生み出すコンテンツを標準化したこと。それでコンテンツ(記事、写真、ファイル...)が繋がりやすく、流通しやすくしたことにあると思います。様々な小さなコンテンツが流通するプラットフォームとしてのブログ。繋がることで大きな市場になります。またそれが連鎖し合い、新たなビジネスが生まれていきます。ユーザの利便や可能性が広がります。
私が勤務先で関わる「ブログ人」というサービスの基本コンセプトは、軽快に安心して、思ったことを思ったときに書く、読む、そして繋がる...でした。日本のブログの黎明期にあって、周辺系も含めて本当に使いやすいブログを目指そうというのが我々の心意気でした。ユーザ数も着々と伸びていて、ユーザが発信する情報も続々と増えています。ある意味、黎明期は終わりつつあると感じます。
黎明期を終えたブログは、次のステージへの移行過程にあると感じています。
次に何があるのか。次を見据えて、我々に何が出来るのか。ユーザとして、ブログをどう使っていけばいいのか。様々、動きがあります。
その答えは、また数ヶ月、一年して、振り返ってみて見えてくることなのだろうと感じます。走っている状況では、そこは見えていないけれども、少し経って考えてみると、あそこがターニングポイントだったんだって、そういうポイント、これからブログ人も一年目を迎えるわけですけれども、そういう節目を作れたらいいなと思います。
ココログと私...
ココログ仲間であり、競争相手であり、目標であり。
トラックバック野郎にトラックバック。あ、何かお題、取り違えてましたか ;)
(あ、この「トラックバック野郎」は正直、やられたって思いましたよ。あのセンスはすごい)
ということで、
ココログ、一周年おめでとうございます。あ、そうそう、TypePad、大本のエンジン提供会社のSixApart社の日本法人も本日、1周年を迎えたんですね。あわせて、おめでとうございます。_o_
ブログする人=ブログ人がたくさん増えるように、様々な方々と、いまブログしている人たちと一緒に、様々仕掛けていきたいです。
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ココログに限らず...繋がりましょうね。:) みなさん!
久しぶりの...長文のエントリー。
長々とおつきあいくださりありがとうございます。
追記 12-14
いやはや;)驚きました。
はてなさんとココログさん 共同でキャンペーンを始めました。
ここでも一歩先をいかれました。好い試みだと思います。拍手。
...でも
2社でキャンペーン...という���は、私が語っていることとはちょっと違うかも知れないです。蛸壺を広げても蛸壺...。
新しい価値を体現する、新しいニーズを満たす、そのニーズが、より人間の人間らしさを実現するものを満たす。
同業同士が切磋琢磨しながら、それを実現する。
ブログ業界が、今、とても清清しいフェーズにあるのだということに、感銘しました。
Posted by: 中川一郎 | 2004.12.03 at 12:01
なんだか、この界隈で会う方はとてもオープンで話しやすい方が多いので助かります。このキャンペーン、様々取り上げられていて、ココログさんのマーケティング。流石だと思いました。
それにしても...
勢いで書いてしまって、読み返すと贅肉ばかりの拙い文章...ああ恥ずかしい。
Posted by: kwmr | 2004.12.04 at 00:24
いろいろ失礼な文章を投げてすいませんでした。
ブログ人のコンセプトは大賛成です。
この記述を読んでkwmrさんがOCNのブログ隊長であることを認識いたしました。
私はどうしても根底がお笑いなモノでどうしても反則気味、茶化し気味に行ってしまう傾向がございますが、何卒今後も宜しくお願いいたします。
まずはブログ認知。とりあえず追いつくのを目指して頑張ります。
Posted by: 平社員・O原 | 2004.12.16 at 11:33
O原さん!
失礼なんて、とんでもない。私こそ、しゃしゃり出てすみません。
いい関係で、これからもよろしくお願い致します。_o_
Posted by: kwmr | 2004.12.16 at 13:34