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2004.06.20

コミュニティの形成過程とブログ...ファミレスでの深夜の会話

images/modelもう何年も前に、勤務先で、コミュニティに関する研究会を主催したことがある。ギリシアの集会の場、広場であったagora:アゴラという名前。当時、出たばかりのポストペットの作者の八谷和彦さんとか、気になる人たちを講師に呼んでディスカッションした。当時の研究会のまとめが手元にあるのだけれど今でも見返して考えるヒントにしている。そのときのメンバの一人がコミュニティの形成過程のモデル(上図)という考え方を提案して、そのころからこのモデルがコミュニティとかコミュニケーションを考えるときの僕の基本型になっている。出会い(参入)の機会→対話・コミュニケーション→コラボレーション(共創)→公開・表現→それがきっかけになって新たな出会い、参入...この繰り返し。ブログというツールはこのサイクルの重要な部分を司っていて、今、巷で大流行?のソーシャルネットワーキングもまさにこのサイクルを回すための一つの道具。サイクルを回すための道具の提供と機会の提供...まだまだ足りないものはあって、様々な人たちがこれから仕掛けていくのだろうな。そんなことを、先週、アルコール抜きで終電間近まで渡辺さんという方と勤務先の近くのファミレスで語り合った。好い時間だった。

p.s.
お気づきのことだろうが;)...私が実名で渡辺さんのインタビューを受けています。
Greeで使用中のこの写真...実はずいぶんデフォルメされていて...デザイナの方が遊びでブログ人のイメージで加工したもの。なんだか目立ちすぎで...。ああ、恥ずかし。

何人かこの記事に書いてくださっているのを見つけたので、トラックバックしました。
もし、外れている方いましたらごめんなさい。_o_

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Comments

か、かっこよかった! (^-^)

トラックバックしていただいて、ありがとうございます。
まったく予想してませんでした。

難しい話はあんまりできないので、月並みなことしかいえませんが。
実名、顔、立場をさらされるのは大変なことが多いだろうと思います。

普通、この後には、「がんばってください」とか続くんですが、無責任にがんばれっていう言葉を使うのはきらいなので、これで終わりです。

コメントありがとうございます。
-SuccessMoon さん
 なんだかねぇ。ろくな話ができなくて渡辺さんには申し訳なかったです。
-そうですか さん
「頑張って」というのは時に無責任な状況を作る...そういう場合もありますね。当事者であることを突き詰めると一緒に頑張ろうという言葉しかあり得なくなる...深いですね。
さて、お話しされているコメント通知の機能は、日本版のTechnoratiが提供するようです。米国版でも使えなくはない...。

渡辺さんとの対談、面白いですね。ときおりkwmrさんの心情がぽろっと出るのがいいなあ(アルコール抜きでしたか)。
人と繋がった次の段階、このお話やモデル図だと「何かを共同で作り出す」ということですが、ここがブログという新しい媒体の一番楽しい可能性ですね♪ 僕もまだ具体的に創造出来ていませんが、それはいわゆるネットの中独特の世界、ネットにあまり明るくない人間(僕もそうです)から見ると明らかに自分とは違う入りづらい別の世界、そんな特別視される範囲ではない、もっともっと普遍的なものであるべきだなあと思うのです。
「あ、インターネットとか分からないから・・・」という○○の壁にぶつかる人はまだまだたくさんいるのですから・・・。

ハヤトさん
僕はあんまり飲めないので、アルコール抜き。
共創というのは、こうした対話の中から出てきたアイデアだったり、機会だったり。広くとらえるとこの繰り返しなのだと思うことがあります。ネットという枠で囲わないことがポイントだろうなと想います。ネットはそのサイクルを加速させる道具。ブログもその流れで考えるのだろうな...そんな感じです。

そこまで読まれると、ぐうの音も出ません。
何か追加するとボロがでそうなので、やめておきます(笑)。

Technoratiですか、ブログの世界はうといので初耳です。
楽しみに待つことにします。

こんにちは。トラックバックありがとうございます。

コミュニティ形成モデルに関心を持ちました。特に共創というステップ。

Blogがこのステップに果たす役割、他のメディアとの違いが気になります。

Blogって、日記システムみたいだし、掲示板みたいだし、Pingはメールみたいですよね(非同期的って意味で)。じゃあその効果は?こういうことが最近、気になっています。

TechU さん。
渡辺さんのブログの記事とこの記事でトラックバックによってやりとりがありました。記事が繋がることで一つのコンテクストが形成される...そんな感じで使われるのが新しいなと思います。まだまだ、使い方という意味では発展途上だと思います。まさにブログ黎明期。そういう黎明期を象徴した形がブログ人のロゴだという...ネタばらしでした ;)

TBの連鎖からたどり着きました(「出会い」)。
個人的にはSNSよりもBLOGやBBSの方に近いのかな、と思いました。それはSNSの場合、より「人」もしくはその人のもつ情報に対しての興味が強いような気がしたので。

渡辺さんとのインタビュー記事読みました。
ブログ人のプロジェクト4人で立ち上げたなんてスゴイですね。
流石少数精鋭の会社やなぁって思ってしまった。

あの記事を読んでいるとなんかブログの話からまったく別の話まで発展してそうだったので裏話のほうも聞いてみたくなりました。

18日、渡辺さんのブログのオフ会に出かけます。今から楽しみ。

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