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2003.09.15

クライマーズ・ハイ

横山 秀夫: クライマーズ・ハイ恥ずかしながら泣いてしまった。主人公が、18年前の御巣鷹山日航機墜落事故、未曾有の大惨事に遭遇した年代と重なっているからであろうか、組織と個人の問題、そして家族の問題まで、ぐさりと胸を突いてくるストーリーと筆力に、自身のおかれた現状と重ねたりしてぐっと来てしまったわけで....;-p。警察小説といえば横山 秀夫さんって感じでどの作品もエンターテインメントとして一級だけれども。この作品は彼の新たな方向を見せてくれて◎。

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何のために山を登るのか、という悠木の問いに、安西は「おりるためさ」と答えた。その意味を追い求め、地元紙記者の悠木は、御巣鷹山の航空機墜落事故の全権デスクという立場の中で苦悶します。 人の人生には誰もが表と裏があります。自分が正しいと思うことを曲げなければならないこともあります。他人のそうした葛藤を理解できたとき、人は初めて他人を許せるのかもしれません。 新聞社という組織の中で互いに対立しながら事件に立ち向かうスタッフたち、悠木や安西らの家族、そしてかつての同僚の親戚など、それぞれが重い人... [Read More]

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