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2011.01.09

何もしなくてよいという革新:Eye-Fi X2カードモニター

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アイファイジャパン株式会社からの案内で昨年末応募し、運良くgood当選したEye-fi X2カードのモニターレビュー。

実は去年新しくリリースされたEye -fi X2シリーズはProをリリースと同時に購入していたので、今回が2枚めのX2シリーズEye-Fiとなる。

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5月の発売に合わせてゲットしたPENTAX K-7用のEye-Fi Pro X2 の使い勝手がとってもよくて、K7と併用して普段用に使っているCybershot HX5V 用にX2版をそろそろ購入を検討しようとしていたところで、実にタイミングのよい当選だった。:)

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これで前のバージョンも加えると所有のカメラ台数以上にEye-Fiがあるというとんでもない;)状況になってしまった。;)

Eye-Fiの使い勝手のよさは、何もしないで写真が蓄積したい場所に蓄積されるというところだ。ゼロクリック、ゼロコンフィグの世界。何もしなくてよいという革新。

旧モデルからハードウェア自体を変えた最新型のX2シリーズの最大の特徴は、読み込み、書き込み、転送速度が非常に速いことだ。カード自体がclass6に対応、無線LANも802.11nにも対応した。通信環境にもよるが、撮ったらすぐに転送が始まる。Macの場合はiPhotoに直接読み込ませることもできる。また、容量も4Gバイト以上と大きくなったが、エンドレスモードと言ってアップロードを終えたファイルは古い順に自動的に削除される機能もあるので、残容量を気にせず、安心してシャッターを切れる。

さらにEye-Fi Viewというパーソナルクラウドサービスが昨年10月末に開始された。これは全てのEye-Fiユーザーが7日間、容量を気にせずEye-Fiサーバー上にファイルが保存されるというもの。さらにサービスにアクセスしてそこからフルサイズの画像ファイルを一括でダウンロードしたり個別にFlickrなどのオンラインサービスへいつでもどこでも転送が可能となる。月額あるいは年額の支払い(4800円/年、480円/月)を行えばその期間中容量無制限で保存するというEye-Fi Premiumも用意されている。

また、新しくできたWeb版のEye-Fi Centerにアクセスすることで手元のiPhoneとかスマートフォンから転送先を変えたり、オンラインサービスへいつでも簡単に投稿することが可能になった。実際、転送先を変えたいのに変えられなくて困ったこともあったので、とても嬉しい機能追加だ。

今回レビューモニターでいただいたEye-Fi Connect X2 4GB EFJ-CN-4G は、Rawファイルやジオタグ、公衆無線LANへの対応はされていないが、いつも持ち歩いているDSC-HG5に入れるならカメラにGPS機能がついてジオタグはカメラ側で入れてくれるし、ドコモのSIMが入ったPWR-100F モバイルルーター経由なら公衆無線LANの機能もいらず、コネクトX2で、今のところまったく問題はない。快適。
(通常6980円だが、これを書いた時点で5000円を切る価格で買える所もあるようだ。Amazon.co.jp:新品および中古品: Eye-Fi Connect X2 4GB EFJ-CN-4G

もうひとつのX2-Proだが、PENTAX K7専用となった。撮影後の保存形式をRAW+としてRAWとJPEGを両方保存する形で設定すれば、Eye-Fiの転送先をRAWファイルはMacへ、JPEGはFlickrへということもできる。(ただ量が多いと書き込みとか転送に時間がかかったりとデメリットも増えるので状況に合わせて設定は考えた方がいいかも)

撮った後、電源を入れてほって置くと自動的にファイルを振り分けてしかるべきところに自動的に置いておいてくれるのは本当に驚くほど便利になる。しかもEye-Fi Viewが用意されたことで、取り終えた後も、友人や家族にメールで画像の閲覧、ダウンロード可能なURLを送ったり、別サービスへ再投稿することが可能になった。写真をシェアすることも面倒さなく、簡単にできるようになったのだ。

昨日、放送されたdrikin.tv第4回でも触れられていたが、今開かれているCESで、また新たな機能DirectModeがアナウンスされた。Eye-Fiからルーターを経由せずに直接スマートフォン上のアプリケーションにモバイル端末やPCにダイレクトでアクセスできる機能だ。これがあれば、デジカメで撮った写真を手元のiPhoneスマートフォンで(iPahoneが対応するかは未定じゃないかというご指摘をいただいたので修正しました。:p)修正加工してフォトストレージサービスに投稿なんてことが簡単にできるようになる。今年中(Viewも秋に出たのでそのぐらいかな...もっと早く試したいなぁ)にX2シリーズ全てに提供される(ソフトウェアのバージョンアップで対処するということだろう)ということなので楽しみ。DirectMode -- Engadget Japanese

ハードウェアを売ることから徐々にパーソナルクラウドサービスという領域にも進出し、進化・深化し続けるEye-Fiはこれからも目が離せない。



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