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2010.11.19

じっくり音を楽しむ。SHE9750:フィリップス ヘッドフォンマラソン 第3回目

フィリップス ヘッドフォンマラソン 第3回。今回はSHE9750

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特徴は、装着の快適さ。耳に当たるヘッドフォンのハウジング部分に、グミのように柔らかく変形する素材を使っています。(下の写真のグレーに光っている部分)そのため長い間装着しても違和感を感じることなく、着け心地が良くなるというわけ。確かに前回までのものとの一番の違いは、1時間ほど付けた後の装着感でした。最初に着けた時の感覚が、徐々になくなって行く感じ。ピタッと吸い付いている感覚です。長時間の装着でも疲れません。

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耳とヘッドフォンの密着度がより高まったことで遮音性能が向上、ボリュームを落とした状態でも、音がストレートに耳に届く感じで、今までのものよりも明らかに低音や高音の表現力が高まっています。デザインも流石にこのクラス(実売で5000円程度)になると安っぽさはありません。
あと、前回のSHE9700ではコードの長さを延長コードで調節しましたが、9750では調節用の留め具が付いていました。使ってみると、場面に応じて、いちいちコードを差し替える必要がなく便利です。なくさないですし。:)(前回の延長コードを無くしてしまって...)

前回より格段にレベルアップしている印象。ただ、気をつけるべきことがひとつあります。ぷよぷよジェルでフィット感は増したのですが、このジェル、ゴミも吸着してしまうという弱点もあるので要注意。チャンと耳掃除はしておくこと:)。

長時間、じっくり音を楽しむにはこれ。価格に応じた装着感と音質、という事で...星、4つづつ。

・着け心地 ★★★★☆
・音質   ★★★★☆


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2010.11.16

2010' My Best App for iPad は、dPadに!

数ヶ月前、プロトタイプの頃から試用させてもらったdrikin&oobaコンビのプロダクト、dPadが昨日お披露目されました。dPadはブログをiPadで書くためのHTMLエディター。ブロガーがよく使うFlickrやAmazon、TwitterなどのWebサービスとの連携がワンタッチでできたり、ブログを書くときによく使うタグが使い易く配置、機能化されたHTMLコードエディタに仕上がっています。

dPad

寝転びながら、××しながら、思った時に思った事を思ったように書く、伝える。iPadならではの『ブログ書法/処方』が、このツールによって可能になりました。

数ヶ月、出来立ての時から使っていますが、今ではectoのようなWYSIWYGっぽい至れり尽くせりのツールよりも遥かに使い易いと思いました。

dPadを使うことで、デザインと文書構造を分離する事の意味とそのメリットを再確認することができました。自分で用意したスタイルを書き出した文章に当てはめて行くことで、伝えたい形、読み易い形に修正して行く、本来のHTMLの作法を思い起こしたという感じ。

余計な機能は要らない、シンプルを追及する。これがこのツールの基本的な開発コンセプト。その点、drikinは頑固でした。頑なに。:)ブログエディタなら普通は用意されているであろう投稿機能もありません。ブログタイトルも入れられないし、記事の管理機能もありません。

でも、投稿はブログサービスの投稿画面を呼び出して書いたコードをコピーすればいい、画像のアップロードはFlickrへのリンクでよし、Youtube、DeliciusやGoogleなどの外部サービスを使えば、大抵の機能は補うことができる...。そうやって極力、省くことで本来、書くこと書く意味を再発見する、そうした『仕掛け』が仕込まれた道具。
実際、僕はそうやって自分のブログを書いてきました。dPadは、あくまでブログを書くことに特化したツールに仕上げることで、書くことに集中できる、ブログ熟練者にとって、より使い易いものに仕上がっています。シンプルなだけでなくて、コードを適用する際のインタフェースがとてもすばらしく、いい感じ。iPadならではの使い勝手を体感できます。

有料で800円。10ドル以上するブログ専用ツールもいろいろでていますが、それらを買うならこちらを選択するのが◎。おすすめ。

なにせ寝転がって書けるのが最高。FlipBoardと並んで僕の今年のBestApp決定。

僕のブログになくてはならない道具となったdPad。聞けばさらに使い勝手を改善したVer1.1を準備中とか。これは期待大。様々な人の声を聞きながら進化を続けるような道具になったらいいなぁ...。途中で飽きないようにね、drikin. :)

dPad HTML Editor - drikin.comdPad HTML Editor - drikin.com Posted from dPad on my iPad

2010.11.07

バランスの良い標準機:「フィリップスヘッドフォンマラソン」第2回目 SHE9700

フィリップスヘッドフォンマラソンの2回目。今回はSHE9700。前回のSHE3581は超低価格で、壊れても買い替えればいいとやという類のものでしたが、今回は標準的なamazonだと3000円を切る価格で購入できるヘッドフォンです。

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パッケージも前回よりも高級感があります。イヤピースは大中小3種類。コードは胸ポケットに入れることを想定した長さでコートのポケットに入れる場合とかに使う延長コードが付いています。それに加えて収納ケースが付いていました。前回のと比べると作りもよくなっていますが、やはり高級とまではいいにくい:)、いわゆる標準的、可もなく不可もなくという感じ。

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前回のSHE3580で一番気になったのが、コードのタッチノイズでしたが、今回のSHE9700ではそこはかなり改善されています。ただ、完璧ではなくコードも若干固めなので、気になる人は気になるかも。

装着感もぐっと耳に入ってくる感じで密閉性は高いです。人間工学的にデザインされた音響管が耳にジャストフィットします。ただこの種のヘッドフォンに総じて言えますが、長い間の視聴は少し疲れるかもしれません。

肝心の音質ですが、これも可もなく不可もなく、前回の は、低音をぐっと強調した音でしたが今回のは、高音もそれなりに出て全体にバランスのよい音作りという印象です。音源にもよるかも知れませんが、少し大き目の音量で聞くと音割れすることがありました。ただそれ程気になるほどではありません。この価格帯にしてはよく鳴っている感じです。

ということで採点。星半分が つけられないので、こんな感じかな。音質は星3つ半あげてもいいかも。;)

・着け心地 ★★★☆☆
・音質   ★★★☆☆

2010.11.01

写真サイズで残す。:CANON PIXUS MG6310

CANON PIXUS MG6310をお借りして1月半ほど。とうとう返却の日がやってきました。最後は、機能的な売りのHD動画の印刷でもレポートしようと考えていたのですが、何と印刷可能な動画はCANONのカメラのみ...。残念ながら、かつてのCANONユーザーであっても今は別メーカーを使う身。試せない。とほほ。

ということで、今回モニタキャンペーンの最期の記事は、普段は年末年始にしかあまり稼動しなかったプリンターのちょっとした新しい使い方を発見したので、それをご紹介することにします。こんな感じ。

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まぁ、新しい使い方と言っても何のことはなくて、簡単にいうと『写真サイズで残す』ってこと。これ、いうなればカード化の試み。デジタルじゃなくてデータをカード化してリアルで打ち出します。これ用途によってはとっても便利で効果的。

iPadでWebの記事とかWiredのような電子出版系の記事中に、あるグラフィカルな図とか写真をハードコピー(リセットボタン+電源ボタン同時押し)して、写真サイズ(L版とか2L版)でカード化しておきます。

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カード化することで打ち合わせとか対人で説明するような時にとても効果的です。そのまま資料としてあげてしまってもいいですね。2L版であればプレゼン資料とかを印刷しておいても十分識別可能な資料になります。

Wiredとかの記事中のグラフや図表はデザインもかなりいい感じなのでポストカードとして飾っておいてもいい。

クラウドに残すとか、ネットワークの進展でデジタル化の良さが強調されがちですが、たまにはアナログ、リアルなもの(写真サイズのカード)でコミュニケーションを図るというのは、意外に効くような気がします。

今回モニターしたCANON MG6130、とても気の効く美しいマシンでした。欲を言えば、もう少し小さくてデスクトップに置ける無線LAN対応マシンが欲しいなぁ。さて、うちの古いプリンターもそろそろ...、いやあれも欲しいしなぁ...その前に先立つものが...悩ましいっす。w


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