« だらっだらなGoogle. | Main | from iPhone:blogpress »


2009.02.22

母親の力:チェンジリング

なんとなく、映画が見たくなって、夜、車をとばして近くのシネコンでChangelingを鑑賞。
ロスで交換手として働くシングルマザーの一人息子の誘拐事件が引き起こす史実にもとづく悲劇。本作でアカデミー主演女優賞にノミネートされているアンジョリーナ ジョリーの演技が見事。

息子を取り戻したいという母親の強い意思が周囲を巻き込み、不正に立ち向う力となる。メディアと権力、現代における様々な社会問題にも通ずる視点が折り込まれて、観るものを魅きつける。

クリントイーストウッド監督、自らが手がける音楽も深く心にしみる。1920年代のロスの雰囲気を伝える絵作りは地味だが美しい。

暗い話だけど、最後、クリスチーナの「希望」という言葉に少し元気付けられたりした。おすすめ。

Recent Trackbacks