TypeKeyというサービスがあった。ちょうどブログ人が始まったくらいのころ開始されたコメントのための認証サービス。一人に一個ユニークなキー(TypeKey)を与え、それをコメントを付ける際の証明書代りに使うという仕組み。いま考えるとOpenIDの走りとも言える先進的な試みだったと思う。サービスが開始された当初のID:naoyaさんのエントリーも、TypeKeyの可能性を語っていて、読み返すと面白い。
TypeKey ユーザは無料で TypeKey プロフィールページを公開することができるそう。これって結構おお化けする可能性があって、サーバ側でプロフィールをアグリゲートするということは、それこそウェブログを中心としたソーシャルネットワーキング的なことも可能になってきます。
ソーシャルネットワーキングシステムを作ってウェブログとインテグレーションするのではなく、ウェブログをベースにソーシャルネットワーク化するというアプローチ。おおう。
NDO::Weblog TypeKey Overview March 20,2004
そのTypeKeyが先日、まさにnaoyaさんがいう方向を狙ったのか、TypePad Connect BETAというサービスに代ってあらたなスタートを切った。まだベータ版ということだが、十分使える。
今度はコメントというコミュニケーションの道具にフォーカスしながら、サービスを拡張している。coComentというコメントサービスがあるが、もうすこしシンプルに(どちらかというとdisqusに似ている)、プロフィールサービスとの連携でTypepadのサービスとして変身した。TypeKey同様サービスに依らず、Typepad,MTはもちろん、他サービスのユーザも登録できる。サービスの詳細はこちらに詳しい;TypePad Connect Beta を開始 。
早速、自分のTumblrブログにTypePad Connectを適用してみた。移行の手順に沿えばとても簡単に導入できる。このシンプルさはすばらしい。よく練られている感じ。
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