ネタフル、みたいもんが解き明かす企業が今やるべきこと;クチコミの技術
クチコミの技術 広告に頼らない共感型マーケティング 価格:¥ 1,575(税込) 発売日:2007-03-21 |
クチコミの技術:art of kuchikomi。ネタフル、コグレさんとみたいもん、いしたにさんの共著である。さきほど、献本いただいて、富士山の見える合宿所で読了。
先日、行かせていただいたお二人が講演したセミナー(オンラインマーケティング講座 【後編】PR2.0的ブログマーケティングの実際 〜ネットでのクチコミ活用法〜)。お二人のブログでの経験と豊富な知識に基づくポイントを押さえた解説。ブログをマーケティングに使う際に重要なポイントを明らかにしてくれた。本書は先日のセミナーの復習をするような感じで読んだ。
ブログという仕掛けが世の中にもたらしたこと、そして、企業がこれから何なすべきかがわかり安く具体的な事例をもとに、ブログ黎明期からのブロガーであり、先達である2人が、企業のブログの使い方、ブログを通したユーザとの接し方を伝授する。
著書を読んで改めて感じたのは、アーカイブ(蓄積すること)と、コミュニケーションを形にすること(残す、公開する)の重要性だ。ブログは、続けることでそのメディアの価値を増し、ブログが創り上げるネットワークはアテンションを加速度的に伝搬する。
いいものを伝えたい、いいものだから伝わる。当たり前でいて、当たり前でなかったこと。ブログの登場は、ものを売る、ものが売れる基本、売り手と買い手のコミュニケーションを取り戻す機会になった。
その時、企業は何をすべきか、何を手がかりにすべきか。その答えがココにある。センスある企業マーケターは必ず読むべし。先達に学ぶべし。ただし、その実践は難しいことを覚悟しなきゃね。そんな簡単なもんじゃない。技術(art)ってそんなもんだ。クチコミの技術:Art of kuchikomi おすすめ!
いしたにさん、コグレさん、こんな素敵な本を、ありがとう。
目次はこちら。
第1章ブログ・メディアの登場
1-1 メディア化する個人ブログ
1-2 クチコミの正体
1-3 意外なコンテンツがアクセスを集める
1-4 消費者はすでにWeb2.0の渦中にいる
column ブロガーの本音 徳力基彦さん
第2章ブログのクチコミ・パワー
2-1 クチコミの起こし方
2-2 継続は力なり
2-3 炎上とどう向き合うか
2-4 ふつうのブログがメディア化する瞬間
column ブロガーの本音 みらのさん
第3章クチコミの効果測定
3-1 なぜサイトを評価する必要があるのか
3-2 サイト評価の方法
3-3 クチコミの効果を調べる
column ブロガーの本音 永沢和義さん
第4章アフィリエイトとアドセンス
4-1 影の主役アフィリエイト
4-2 アドセンスという起爆剤
column ブロガーの本音4 栗先生さん
第5章事例に学ぶクチコミのネタ
5-1 試用レポートが話題になるワケ
5-2 ソフトのクチコミはあの手この手
column ブロガーの本音5 ジェット☆ダイスケさん
第6 章開発者に聞いてみた
6-1 Movable Type日本語化の舞台裏
6-2 更新情報の収集とブログ検索
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