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2005.03.20

ブログの読み手...Blog Readers Survey

昨年から始まったhttp://www.blogads.com/によるブログの読み手調査。
今年もその結果が公表【2005 blog reader survey】された。

  • 今年は昨年より大幅に回答者数が増えて3万人を超えた。
  • 昨年30歳以上が61%だったのが、今年は75%。男女比は男性79%が75%へ...
  • 昨年、年収$90,000以上の家庭が40%だったのが、今年は43%を超えた。
  • 5人中1人がブログをやっていて、1.7%がCEO...
  • 年間$500以上の航空チケットを購入している人が44%、86%が音楽をオンラインで購入。(去年と傾向は同じ)

・・・
詳しい中身は原文を...。
確実にブログを参考にしている人が増えてきているというのがアメリカの状況のようだ。米国でのブログ自体の急激な広がり状況は、TechnoratiのSiffry氏のブログに様々書かれている【Part1 Part2 Part3】。投稿量は5ヶ月で2倍のペースで2年間伸び続けているそうだ。
日本でのブログの位置づけが、日記=ブログあるいは日記⊆ブログから抜け出して、メディア(媒体)として機能することになるかどうか...
日記とか小さな「村」コミュニティも好いしそれを深める方向もあった上で、もっとオープンなコミュニケーションとか使い方の広がり、例えばレビューとかおすすめとか、それを参考にする読み手との繋がりとか、そうした可能性が広がる方向へ、もっともっと進化する...それは、また楽しい;)方向だと想う。

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Comments

kwmrさん

>日本でのブログの位置づけが、日記=ブログあるいは日記⊆ブログから抜け出して、メディア(媒体)として機能することになるかどうか...

うーん、難しいかもしれませんね。
例えばアメリカあたり(というか、わたしが知っている限りほぼすべて)の国は、個人のサイトはリンクフリーが当たり前で、勝手にどんどんリンクをはりまくりますよね。「リンクされたくなかったらそもそもWebなんか使って公開するな」でしょう。

ブログはWebの「リンクできる」特性をフルに活かしたものだと思うので、ブログ同士では自由にリンクしていいのかと思ってリンクしたところ、これで相手を不快にさせてしまったことがが複数回あります。

日本ではブログが「自分のものであり、勝手に侵されたくない」と思う人が多いのかもしれません。勝手にリンクされたり、自己紹介無しのコメントに怒ったりする人が結構いるような気がします。

おまけにリンクやトラックバックにローカルルールがあって、しかもそのルールが個人によって微妙に違うのに、皆自分の考えるルールが世間のデフォルトだと思っているように感じられることがあります。中には「勝手にトラックバックするな、トラックバックするならあらかじめメールで許可を取ってくれ。」というコメントすら見たことがあります。

また日本では、トラックバックをして関連記事を書いても、それがトラックバック先の主張と異なる記事だった場合、人格を否定されたような気になる人が多いと思います。日本人のコミュニケーションが全身で立ち向かっていく格闘技型というか… 格闘技型のコミュニケーションではよけいにフレーミングが起こりやすそうです。このあたりは人格と主張を切り離して、ボールをやり取りするように主張のやり取りする球技型のコミュニケーションを取れる文化がうらやましいです。

で、こういうことを気にしていると、なかなかトラックバックをできないし、個人のブログにはリンクもしにくいです。下手な主張も出来ないし、相手の主張に批評も出来ない。そこで結局、差しさわりのない個人的なことを書き、コメントをしても大丈夫そうな人や、トラックバックをしたら受け入れてくれる人にのみコメントを書きトラックバックをし… 

これじゃあ、何時まで立ってもブログ≒日記かもしれません。もちろん日記としてのブログの使い方もひとつの方法だとは思いますが。

トラックバックしたのにその先にリンクがないとか、コメントに挨拶をしないと叱られたり...その場にはその場のコミュニケーションの作法があるというところで、ただ、それを知らない人や守れない人に対して、とても冷たく扱うあるいは、コミュニケーションを拒絶されたりする場面があって、不自由だなぁと感じることは確かに多いです。こういうことから逃れるために「当たり障りのない」居心地のいい「村」がたくさん形成されて、主張も何もない日記のようなものだらけになっている...ということなのかも知れません...。(好い悪いじゃなくてね)
ただ、ブログの可能性はもっともっと大きなもので、マスメディアにも匹敵するメディアの形態として、少し時間はかかるかも知れないけれど、色々な方向に育ってくることは間違いない...と想いたいのです。その方が楽しそう。;)

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