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2004.10.16

たくさんの蛸壺

なんだか、とても気持ちが忙しくてここでの投稿の間隔がずいぶん空いてしまった。「書きたいことがないならば、書かなくてもよい」の実践...:)。少し、気持ちに余裕が出てきたのと、日米のリンク構造の違い...という話題を先日SWさんとお話ししたことがあって、そのことに少し触れた記事を読んで書いてみる気がしてきた。生活圏500m四方の出来事、生活、お仕事雑記がこのブログの方向としたのだけれども、そこもあまり考えないで書きたいことを書きたいところに書くスタイル、雑多な、思いのメモ、情報のメモという形で、ぼちぼち、書き始めようと思う。
 そう、ブログ人のエントリーとか見ていると生活雑記スタイルがとっても多い。日本でのブログの現在の状況の特徴かもしれない。日記かブログかなんて、論争も前にあったけれども日本の場合、極めて自己完結的に閉じて内省を基本とするエントリーがとっても多い気がする。所謂、日記。つながることがブログのダイナミズム何だけれども、そこでつながっているのはある程度限定された範囲の繋がりで、蛸壺化している。つながるけれどもそんなに広がらない。でもそんなに広がらないところが安心感とか村的な心地の良さとか、ある意味、日本的な閉じた感覚が生じさせる心地よさのようなものがある。つながる楽しさは、ある種、見えないものの怖さとか不安とか自分に強さがないと楽しめない部分があるようにも思う。同じような大きさの、色の蛸壺を探してそこに入る心地よさみたいな。米国とかよくわかっているのではないけれど、こうした蛸壺がたくさん出来ているのが、今の日本のブログの状況じゃないかって思う。好い悪いじゃ、なくてね。これから先、ブログが創り出した個人が情報発信するプラットフォームの広がりがどんな状況になっていくかわからないんだけれども、一歩先を行く米国での広がり方がそのまま日本で展開されるかはよくわからない。
(たぶん)ようやくキャズムを超えようとしている、いまの「ブログ」界隈をブログ人を通して;)盛り上げることが今の仕事の軸足だけれども、個人的には「ブログ」がブログという枠組みでしか語られない現在の状況がいつ変わっていくのか、とか、「ブログ」という言葉にとらわれない新しい使い方の実践とか、要はブログというプラットフォームが当たり前になって拡散すること、そこに行きつく道筋、そこに興味が広がりつつある。この延長とか周辺とか気づきとかそんなことも書きためる場所としてこの場を使おうと思う。

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Comments

たこつぼ・・・よくわかる気がします。

みんな心地よいポジションを探ってる段階なのかも。

心地よい閉鎖感...。やっぱりバランスかなあ。

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