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2004.01.12

「ぼくの見た戦争-2003年イラク」 戦争を知らない親が戦争を伝えると言うこと

僕は戦争を知らない。戦争の恐ろしさはTVや映画や親、祖父母からの話で知ったように思う。
昨年末に出版され、近くの書店で平積みされていた「ぼくの見た戦争-2003年イラク」。
小学生の子たちが先に立ち読みして、「怖いから、僕はいらない」というのを「戦争は怖いものさ...」といって、一冊、購入。
何も言わずにリビングに置いといた。様子を見たら5年生になる長男がふりがな付きの後書きを黙って読んでいる。
cover
ぼくの見た戦争
本体価格: \1,300
ISBN:4-591-07965-1
著者名:高橋 邦典写真・文

「・・・理由はどうあれ戦争というものは人間同士がころしあうののであり、社会や、家族を破壊します。しかし、戦うもの同士はおたがい自分たちが正しいと思ってやっているので物事の白黒をつけるのはそう簡単なことではありません。いったい誰が悪いのかは、ものを見る立場からはが変わることによって、変わってきてしまうからです。ですから、ぼくはこの本の中で、善人、悪人を判断するつもりはありません。ただ、ぼくの写真を通して、戦争とはどんなものかを現実として少しでもみなさんに考えてもらえたら、と思います。」
さて、彼(息子)はどんな、想像をし、何を考えたのだろう。イラクへの派兵(敢えて使う)が決まった日本。イラクという戦場がどんなものであるのか、ぼくにも想像がつかないのだけれども、戦争に対する「嫌な」感じ、「怖い」気持ちは、彼らには持ち続けて欲しいと思った。 P.S. 著者である高橋邦典氏の最新のジャーナルはhttp://www.jmag.com/kuni.html

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» 日本絵本大賞... from いい感じ
今年の初め、自分の子供に一冊の本を買ってあげて... そのときの本が日本絵本大賞を受賞したことを先ほど知った。 [Read More]

Comments

はじめまして、こんにちは。弥絵です。
ボルグにまだなれてなくて
自分のページの方にコメントしたら、
どうもそれではダメみたいで(^_^;)
再度こちらに投稿させていただきます。
================

素敵なお話をありがとうございました。
親子であっても、人として個人を尊重した
自立した関係を感じて、胸に染みました。
子どもがいないので(というか、結婚もまだでして)
子どもというのは、親が100%思うとおりに
育てられるという錯覚を持ちそうになる
気持ちがどこかにあるんですが、
同じ物を見ても、同じことを感じることはないし、
だからこそ、コミュニケーションが成立して、
ひとつひとつの言葉や出来事が、
双方の糧になっていくのだなあと
そんなことを思いました(*^-^*)

弥絵さん
コメントをありがとうございます。

そんな、自立した関係なんて格好のいいものじゃないっす。
お恥ずかしい。
だらしない親を見て、子供もこれじゃあいかん。
と感じていて...親の方は自分の欠点を子供に見つけてつい叱ってしまう...子供には嫌わている父、なのでした。:-p

自分の気持ちをどう伝えるか...それは、難しいテーマでねぇ。

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